2005年07月19日
稲森和夫著『生き方』
稲森さん書かれた本は今まで何冊か読んでいる。でも今回の『生き方』(サンマーク出版)は、ちょっと私には手に負えないものだ。この手の人の生き方に関する本は今の私には何ともコメントしがたい。 こういう本を読む人は、京セラやKDDIを起こした人で、それらの名誉会長や最高顧問である稲森さんが、何故成功したか、その神髄を何とか読み取ろうとして、サラリーマンや経営者が読まれるのだろう。興味はあるけど、それをそのままストレートに受け入れて自分の人生哲学とするには、まだ私にはできない。
言っておられることは単純明快で、確かにその通りだと思ったけど、凡人で雑念のある私にはなかなかそのまま素直に受け入れられないのが悲しい。
不思議なもので、こういう成功した大経営者が自分の生き方を綴った本を読んでいると、どこか仏教の入門書を読んでいるように思えてしまう。苦労して、会社を大きくしていった結果、それこそ悟りの境地になってしまうものなのかもしれない。ある意味、会社経営が修行の場でもあったのだろう。実際の話、稲森さんは仏門に入られたようで、そのためかかなり宗教色が濃い内容になっている。 次の文章など、この本の結論だけど、特にそんな感じがする。
「感謝や誠実、一生懸命働くことや素直な心、反省を忘れない気持ち。恨んだり、妬んだりしない心、自分より他人を思いやる利他の精神・・・・そういう善き思いやりや行為すべて宇宙の意思に沿う行為だから、それによって必然的に人は成功発展の方向に導かれ、その運命もすばらしいものになっていく。」
「一生懸命働くこと、感謝の心を忘れないこと、善き思い、正しい行いに努めること、素直な反省心でいつも自分を律すること、日々の暮らしの中で心を磨き、人格を高めつづけること。すなわちそのような当たり前のことを一生懸命行って行くことに、まさに生きる意義があるし、それ以外に人間としての「生き方」はないように思います」
とはいえ、辛気くさいけど、どこか私自身反省すべきところがあるような気がしている。
- by kmoto
- at 05:48
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