2006年02月19日
週刊新潮はただ今発売中です
全国書店新聞で、2005年の出版物販売状況を紹介している。それによると、2005年の出版販売額は全体で2兆1964億円で前年比2.1%ダウンである。(2004年は8年ぶりに前年を上回っていたが1年で逆戻りした)この2005年の販売総額は15年前の1990年と同水準だという。特に週刊誌の売上低迷がひどく、前年比7.1%の大幅減である。
そんな中、先週ラジオで「週刊新潮は明日発売です」というCMが「夕焼けこやけ」の茜蜻蛉(あかとんぼ)の曲と一緒に流れてきた。最初は久しぶりにこれ聞いたなぁと懐かしがっていたのだが、しかし何で急に昔やったCMをラジオで流すんだろうとちょっと不思議であった。(このCM今ならインターネットで4種類のバージョン聞けます。URLは http://book.shinchosha.co.jp/50th/index.html)
たまたま新潮社の広告雑誌「波」を見ていたら、「週刊新潮」が今年創刊50周年を迎えたらしく、そのために昔のCMを流していることが分かった。そして木曜日に、「週刊新潮」の別冊で「創刊号」完全復刻版が発売された。
この別冊は創刊50周年記念として、「週刊新潮」はこうして創刊されたというエピソードを加えて、なかとじに創刊号が入れられている。この創刊号を見ると当時30円で発売されていたことがわかる。
特にこの「週刊新潮」はこうして創刊されたというエピソードは面白かった。「週刊新潮」は出版社が出す初めての週刊誌で昭和31年2月に創刊されたのであった。それまでは新聞社が出す週刊誌、「週刊朝日」、「サンデー毎日」しかなかった。要は週刊誌はニュースソースがしっかりしている新聞社しか毎週出せないものだと思われていた。それを出版社が毎週出すというのだから、かなり大きな賭であった。
簡単に週刊誌を出すといっても、編集者、記者、カメラマン等の確保、それを作る印刷所の確保、販売ルートの確保などをしっかりしなければ、販売実績など生まれない。その苦労話がエピソードして掲載されている。
また新聞社系週刊誌とは違うコンセプトをはっきりさせる必要がある。それが「人間の本質は色と欲だ」である。こうして「週刊新潮」は50年続いてきた。そしてこのコンセプトは今の他の週刊誌に連綿と続いていることになる。
「週刊新潮」といえば、谷内六郎さんの特徴ある表紙絵である。これも毎週描かれるわけだから大変だったろうと思う。谷内さん表紙絵は25年続き、その数1330枚余りになったという。
- by kmoto
- at 09:39
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