2006年06月28日
東野圭吾著『容疑者Xの献身』
いやぁ~、評判通り面白い本であった。
大学時代その能力を高く評価されたが家庭の事情で大学に残れず、高校の数学の教師となった石神哲哉はアパートの隣に住んでいる花岡靖子・美里親子が元夫で、富樫慎二殺人のアリバイ工作を手伝う。
数学者である石神が行ったトリックとはどんなものなのか?何故石神は何の関係もない花岡親子の手助けをするのか?石神の大学時代の同窓生でもあった物理学者湯川学がそのトリックに挑む。そのトリックはハッとするものであった。最後は思わずうなってしまった。
これ以上書くとネタばれになってしまうから、書かないけど、とにかく面白かったので、一気に読んでしまった。
東野さんの本を読むのは『白夜行』とこれで2作目であるが、偶然かどうか分からないけど、東野さんが描く男はどうも女に利用されてしまう悲しい男である。『白夜行』に描かれた男には救いがなかったような気がするが、今回の本は最後石神に救いがある。最も悲しいものであったが・・・。
この物理学者湯川学は以前の作品にも登場しているらしく、是非読んでみたいと思った。
ところでこの『容疑者Xの献身』(文藝春秋刊)の舞台は私が通勤に利用している都営新宿線沿線で、しかも私が住んでいる近くが舞台である。篠崎駅、瑞江駅、一之江駅と近所なのでものすごく親近感があった。又通勤時にその新宿線でこの本を読んでいると、これら駅の名前が出ていると不思議な感じがした。
もし私が近所の本屋で働いていたらこのことをPOPにして大々的に売りたいと思うが、どういうわけか近所の本屋さんではそんなPOPは見ていない。たぶん知らないのだろう。なんだかもったいない気もするが、所詮地元の本屋の程度なんてそんなものなのかもしれない。
と、どうでもいいことを書きました。いつものように内容を延々と書いてしまうとネタばれになってしまうので、こんなふうになりました。後は読んで下さい。
評価
★★★★
- by kmoto
- at 05:27
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