2006年09月07日

「全国小売書店経営実態調査」その2

 もう書店組合の批判を書くのはやめようと思っていたところに「全国小売書店経営実態調査報告書」のアンケート結果が全国書店新聞に載っていた。
 もともとこの「全国小売書店経営実態調査」は組合に加入する中小書店にアンケート形式で配られ、それに答えたものが「全国小売書店経営実態調査報告書」としてまとめられたものである。実は我が社にも送られてきたのだが、もう書店業を廃業したので、捨ててしまった。
 でもこの全国書店新聞に載っている「全国小売書店経営実態調査報告書」を見て、こんなアンケートであったのかと、捨てなけりゃよかったと後悔した。というのも、このアンケートはいくつかの答えがあって、該当するものを選ぶ形式だったようで、聞いてることが、ちょっと他の業界には知られたくないなぁというしろものであった。
 たとえば、「書店の現状」のなかのアンケートで「電子機器の使用状況」というのがある。電子機器は何を使っているかと聞いているのである。で、その答えがふるっている。ファックス、パソコン、コピー機等々なのだが、ファックスが電子機器なのかと思わず考えてしまった。いくら何でもファックスを電子機器としてリストアップするのかなぁと情けなくなってしまった。まぁ、電話なんて項目がないだけでもましかと思ったりするが、それでもちょっとなぁ・・・。
 要するに組合が考えている電子機器とはこの程度なのだ。でもさすがファックスは93.2%も所有しているので、少々安心したりする。でもこのIT時代にこの程度のインフラしか用意されていないことを恥ずかしく思うべきで、これじゃ今の時代中小書店が生き延びていくのは難しいのではないかと思っちゃう。
 ちなみにパソコンは71.8%と所有しているけど、そのパソコンを何に使っているかといえば、書籍の検索77.3%、受発注管理60.4%、出版社・取次の在庫情報確認が57.4%と続く。要するに情報を得るために使われている。誰だっけ?書店は情報発信基地であるべきだなんて言った奴。ちっとも情報を発信などしていないのだ。ちなみにホームページ管理・運営が22.3%、電子商取引(この言い方も何か変だけど)が9.5%しかない。
 このアンケートの結果をどのように生かしていくのか知らないけど、もう少し組合あげてインフラの整備を急ぐべきではないかと思う。

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