2009年09月05日
文庫のおまけ
今年の「新潮文庫100冊」Yonda?マスコット人形が届いた。これは何かというと、毎年「新潮文庫100冊」という夏休みの宿題である読書感想文のため?に読んでね、という新潮社が勝手にセレクトした100冊が各書店で売られるものである。もちろんデータに基づいてセレクトされるのだろうけど、毎年やるもんだから、そうそう内容は変わるものではないので、少しずつ内容を変えて100冊選んでいる。そしてさらに触手をのばしてもらおうと、おまけをつけている。帯についているマークを2冊分貼り付けて新潮社に送るとこれをくれる。
去年はエコバックであった。集英社と角川書店も似たようなイベントをやっている。新潮社はこれとは別に「Yonda? CLUB」というのもやっていて、これはカーバーに付いているマークを集めて、その数で景品が違ってくる。基本的に大した景品をくれるわけじゃなくて、だいたいが貧相であるが、それでも何かおまけがつくとなると、結構集めている人がいるようだ。ちなみにブックオフではこのマークを切り取ったやつは、大体が105円のコーナーにまわってしまうようだ。
閑話休題
ところで本屋で何か景品やおまけ、ノベルティーグッズなどあまりもらったことがないのではないだろうか。あってもせいぜい出版社から送られてきた販促グッズで、おっ、すげえ!といった豪華景品はあり得ない。もともと出版物は“文化”みたいな偉そうな思い上がりあるものだから、そういったものには景品などは似合わないと勝手に思い込んじゃっているところがある。だからそうした景品やおまけ、ノベルティーグッズは付けるものではないという考えになる。
で実際に法律がそれを裏付けている。「出版物小売業における景品類の提供の制限に関する公正競争規約」というものがあって、そこには「懸賞によらないで提供する景品類にあっては、100円又は取引価額の100分の7のいずれか高い価額の範囲」という縛りがあるのだ。さらに言えばもともと出版物は利益が薄いので、そうそう高いものなんかあげられるわけがないのだ。
さらに新規オープン時などでくれるおまけなども、新しくできたんだからど~んといいものをあげればいいじゃんと思うのだけれど、これも先の規約に「開店披露、創業記念等の行事に際して提供する物品であって、正常な商慣習に照らして適当と認められるもの」とちゃんと書かれちゃっているものだから、あまり高い品物をあげるわけにはいかないのだ。ちなみに当社が新大久保に新しいお店を作ったときあげたのが、一番安いノック式の店名の入ったボールペンだった。さらに秋葉原のヨドバシにオープンした有隣堂は名前入りの付箋だった。
ポイントや割引券なども本は定価販売を前提としているので、それをやると値引き販売になり、再販制違反となる。だからやっちゃいけないのだけれど、最近はこのあたり緩くなっているみたいだ。今時ポイントカードは当たり前だと思うのだけれど・・・。
じゃあどうするか?書店ができないなら出版社がやるしかない。だから女性誌などは思いっきり付録を充実させる。最近は大の男にも昔を懐かしませ、その気にさせる付録を付けているものさえある。付録で釣ろうというわけである。文庫の景品もこれと同じであろう。とはいっても、ただでくれるものは、ちょっとうれしい。
さて文庫の表紙であるカバーには新潮文庫だけでなく、講談社文庫、角川文庫、集英社文庫もそれを切り取って使うようなマークがついている。新潮社は大々的に「Yonda? CLUB」といってこれを集めれば景品をくれるといっているのだが、講談社、角川書店、集英社は何も言っていない。(ただし集英社も角川書店も新潮社同様夏休みイベントをやっていて、このときはそれぞれおまけがつく)だから何でこれがあるのか不思議であった。
ネットで出版社のホームページにいって調べてみても、そのマークが意味するものはなんなのか、何一つ書かれていない。そして文春文庫には何のマークもない。さすが天下の文藝春秋である。本におまけなどつけるなど邪道だとでもいう感じだ。
ただ講談社はわかった。講談社文庫解説目録の最後に、「講談社文庫特製ブックカバー」プレゼント!と書いてあって、文庫カバー折り返し部分のマークを10枚一口を送ると5色ある文庫カバーの一つがもらえるのである。ほほ~と思い、さっそく家にある講談社文庫からそのマークを切り取って送ってみたら、こんな文庫カバーが届いた。
私はデニムのやつをもらったのだが、確かにちゃっちいつくりであるけれど、悪くはない。しかしなんでこうしたプレゼントをやっていることを大々的に言ってないんだろうか?わからないじゃないか。だからというわけじゃないけれど、講談社文庫特製ブックカバーをもらうのにはどうすればいいかをここに書けば次のようになる。
1.文庫カバー折り返し部分のマークを10枚一口として集める。
2.住所・氏名・年齢・職業・電話番号・ブックカバーの希望の色番号(①デニム地・黒②デニム地・紺③デニム地・黄④レザー風・紺⑤レザー風・赤)を明記した上で、〒112-8001 東京都文京区音羽2-12-21 講談社「講談社文庫特製ブックカバー」プレゼント係まで封書で送る。
3.締め切りは2009年12月末日(どうも毎年12月でいったん締め切っているようだ)カバーが届くまで一ヶ月ほどかかると書いてある。
- by kmoto
- at 18:23
comments
助かりました。
これらのマークってナンだろうって思っていました。
ありがとうございます。