2005年07月25日
段ボール
書店組合から出ている「全国書店新聞」という組合報があるが、岩本町店なくなってからも送られてくる。読む人間がいないので、私が読んでいる。
しかし、どうしてこうも役員といわれる年寄り連中は目先のことばかりしか考えないのだろうと思ってしまう。こんな奴らを役員にしていたら、中小書店未来なんか有るわけがない。
ポイントカードが値引にあたるから再販制度に違反するとか言っていても、三省堂なんかそのポイントカードを導入しているじゃないか!きっと大手はこんな中小の書店の小賢しい文句など勝手にやってよ!うちはうちで勝手にやるからといった姿勢なのだろう。
その分出版社が持ってくれればいいけど、自分のところの利益が減るからポイントカードは反対だとはっきり言えばいいのに、伝家の宝刀の再販制度を持ってきて反対だというのは、嘘っぱちとしかうつらない。
駅前に大型書店ができるから、組合をあげて反対する。それしか能がない。組合をあげて影響を受ける書店をバックアップしてやろうということにはならない。要は自分のところは関係ないもんね。そこまではできないよ。けど、大型書店出店反対の署名を集めることは、手軽にできるからやりましょうという姿勢なのだ。こんなことが見え透いているから、そんな記事を読んでいると薄ら寒くなってくる。
でもこんな組合報でも読むところがある。「本屋のうちそと」という本屋さんのぼやきである。これは面白い。今回は段ボールの話だ。思わずそうだったよなぁと自分ところでも経験しただけに感慨深かった。
返品用の段ボールが不足しているという話である。たとえば書籍は段ボールで送られてくるけど、雑誌はビニールで梱包されて送られてくる。だけど雑誌を返品をする際は段ボールを使って返品をするし、勿論書籍もだ。中小書店は書籍より雑誌の個数が圧倒的に多いから、返品も雑誌が多くなる。けれどそのために使う返品用の段ボールは自分ところに送られてきた書籍の梱包用の段ボールでまかなえないのだ。何故なら、新刊の配本もないし、注文も少ないから、圧倒的に個数が少ない。あっても小さめの箱のみ。当然段ボールは不足する。
そのため段ボール集めに苦労するというわけだ。私が大手町の官庁の売店で本屋をやっていた時なんか、本当に返品用の段ボールに苦労した。幸い隣に酒屋さんがあったから、そこから段ボールをもらって、返品をしていた。ここの本屋さんも他の業種の段ボールを使って返品しているという。
ところが大型書店はとにかく書籍の荷物が多いから、逆に段ボールが余るようである。よく神田村の問屋さんが余った段ボールを回収してきて、それを自分のところの荷物を配送するのに使っている。そして私などはその回収された大型書店段ボールをピンハネしてきて、自分のところ返品にも使っていた。
昔は引っ越しをする時など、自分の本を入れる段ボールなどよく神田村の問屋さんからもらってきて使ったもんだ。段ボールには「紀伊国屋」なんて名前が入っていた。けど本を梱包するなら、日販の段ボールがぴったしだ。そりゃあそうだよね。だってそのための段ボールなのだから・・・。
- by kmoto
- at 21:02
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