2005年08月18日
夏休み
いつもと変わらないはずの帰りの駅で、聞き覚えのある声が聞こえる。携帯をかけている娘の声だ。声をかけると、「あっ、おとうさん!」と声が出た。どうやら同じ電車に乗ったみたいだ。
娘はこの春から社会人となったため、定時に帰ってくることが多くなり、今日初めて私と帰りがかち合った。
私は娘と会社帰りで話をするなんて考えてみたこともなかったので、ちょっと不思議な気分になる。考えてみれば、彼女が短大生の時はすれ違いの生活だった。でも会社勤めになればある程度私の日常とかち合うことがあっても不思議じゃないかもしれない。
どうやら家に電話をしているらしく、これから友達と会うから、夕食はいらないと母親にいっているらしい。駅を出たところで私は「遅くなるなよ!」今までと同じ言葉をかけ、娘と別れる。
私はこの会社に入って初めて6日も夏休みをもらった。しかし、娘は一番下っ端なので、夏休みは先輩が取った後になるらしく、しかもトータルで2日しかないという。当然私の休みの間、家族の中で1人だけ朝、家を出て行く。
私は彼女が出かける前には起きていて、彼女を見送っていた。しかし何だか家の中で娘1人だけ、会社に出かける姿を見るのがかわいそうでもあった。
今まで私は短い夏休みしかなかったので、みんなが夏休みで休んでいる時など、うらやましく思ったものだ。特に通勤電車の中が家族連れの姿が多くなるこの時期など、何で自分だけ仕事をしないといけないのかと腹ただしくもあった。だからこそ、自分の娘がみんなが休んでいるこの時期に会社に行かなければならない姿を見ると、何だかいたたまれなくなり、ちょうど娘が出かける時間に布団に潜り込んでしまった。親ばかも甚だしいけど・・・。
今日から私は通常通り仕事に戻ったが、娘の方は今日少ない夏休みのうち1日を取っている。後1日9月に入ってから休暇を取るらしい。ただ有給休暇はきちんと消化しないといけないというのが会社の方針らしく、それを聞いて私の会社よりこの点は待遇がいいと思い、ちょっと安心する。
- by kmoto
- at 20:42
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