2006年03月11日
身辺整理 その2
うちのオヤジ(社長のこと)に書店のデータ、資料どうします?と聞いたら、もう会社がないのだから、資料なんか持っていても仕方がないから処分しろと言う。よっぽど書店の閉店が苦々しいのか、けんもほろろに宣う。挙げ句の果てに、「少し身軽になった方がいいだろう」と付け加える。私もその方がいいと思うから、少しずつ整理をし始める。
私はこれでも結構いらない書類など思い切って捨ててしまう方だと昔から思っていたが、いざ整理してみると、これがあるんですね。どうしてこんなものまで取っておいたのか我ながらうんざりしている。私の前任者が作った資料まであるし、先代の社長の名前の入った契約書まである始末。これはやばいと思い、とにかく書店の関係の資料は思い切って捨てることにした。幸い捨てるか、残すかの基準が今回はっきりしているので、それほど迷うことなく処分できそうである。
それに伴って私が個人で所有している書店の資料やいらないものなども処分しようと、会社、自宅の両方で整理し始めている。
問題は自宅のあるやつである。私は昔から文章を書くのが好きなので、手書きのものや、シャープの書院で書いたワープロの文章など出てくること出てくること。しかも読むに堪えないものばかり。赤面しつつ処分していく。
又写真など懐かしいものも出てくる。しまい込んでいたためにそのまま埋もれてしまっていたのだ。こうでもしなければたぶん日の目を見ないものばかりだ。
本屋の店長時代の自分の名刺、その後店長はイヤだし、肩書きなど要らないとごねたら、「店長代理」と付けられ、ほとんど使わなかった名刺も出てきた。
又新潮社から招待されて香港へ行ったときの写真などなど、一体こんなものなど取っておいてどうするつもりだったのだろうかと思うものが出てくる。
まだある。第35回永年勤続従業員表彰者名簿なんていうのも出てきた。笑っちゃうのが、神田法人会主催の簿記実務講習会の修了証書なんて訳の分からないものさえ出てきた。そういえばそんな講習会に行った。
圧巻はリクルートから出ていた「アグレ」という「いきいき書店人のためのネットワーキングマガジン」というものである。この「アグレ」という「おみこし雑誌」(当時リクルートは住宅情報をどんどん売って欲しいから書店人をよいしょしてこんな雑誌を書店に配っていた)に自分の写真が載っているのである。リレーインタビューといって、書店に働く人をインタビューして、次の書店人を紹介してもらい、つなげる、いわば「友達の輪」というやつだ。
よく見てみると、私のを紹介したのはなんとあの激太りの大学の友人である。思い出した。奴も一時は本屋で働いていたのだ。そしてリクルートの人間からインタビューを受けたことがあった。私のことを二六堂書店合同庁舎店店長として顔写真が紹介されている。あぁ~恥ずかしい!破って捨ててしまおうと思ったが、今度その友人に会ったとき、これを見せて、思いっきり文句を言ってやろうと思い、それまで取っておくことにした。
この「アグレ」という名前最近目にした。永江朗さんの『菊池君の本屋』にあったのだ。その時どこかで聞いた名前だなぁとは思っていたのだが、まさか実物を手にするとは思わなかった。
こうして整理しているのに、ついつい中身を見てしまうのですね、これが・・・。そういうことってありませんか?片づけているのに、いつのまにか座り込んで、中身を読んじゃったりして、何をしているのか分からなくなっちゃうのだ。前回もそれで話が横道にそれてしまったのだ。いかん、いかん、こんなことをやっていたらいつまでも整理がつかんじゃないかと、自分を叱咤しつつ、せっせと整理する。
- by kmoto
- at 09:42
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