2006年05月20日

検索

 考えてみると、本というのはデータベース化するにはもってこいの商品じゃないかと思う。つまりこれだけアイテム数があって、次から次へと出版されていき、どんどん消えていく訳だから、1冊の本を探す場合、きちんとしたデータベースがあれば便利でいい。
 そんなことを思ったのは、有隣堂にあるタッチパネルの書籍の検索システムに感心したからだ。
 北尾トロさんの新刊を買おうと思い、有隣堂へ行ったのだが、さてこの本がどこにあるのか探すのが大変である。ましていくら新刊とは行っても、メジャーな本でもないので、そもそも在庫があるかどうか分からない。
 で、その検索システムを使い探してみる。タッチパネルだから書名をそのままパネルに表示してある50音からひろっていく。どうやらヒットした。在庫はあるようだ。しかしどこの棚に行けばいいのか分からない。でも便利なもので、その本がある棚番号も表示されているし、それでも分からない方向音痴の人のために棚の地図まで表示される。さらに、物忘れの激しい人のために、その場所を表示した紙をプリントアウトできるのだ。つまりその紙を持って棚番号目印に探せば、お探しの本は見つかるわけだ。う~む、さすが!

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 なるほどここまでやれば、いちいち店員を探して、気を使いながら本を探してもらう必要もないし、そもそも馬鹿な店員に聞いたって、最初から分かりゃしないのだから、この機械に探してもらえば、まずは店内に在庫があるかどうかすぐ分かるし、在庫があればこうして場所まで示してくれるのだから、この方がいい。
 お店の側にしたって、こうした在庫管理を徹底することで、すべてをシステム化し、いわゆる専門のプロとして書店員を抱えなくても、アルバイトをカウンターに置いて、お客の対応だけをやらせればいいのだから、人件費のコストも抑えられるだろう。要は少ない正社員で基本を抑えておけば、後は人件費の安いアルバイトでもやれるようにしている訳である。
 書店のシステム化もここまできている。このようにやれるようになってきた訳だ。もちろんこのようなシステム化がいいのか悪いのかという議論をしているのではない。このように最近の技術を使って書店経営するところもあれば、そんな必要のない店もたくさんある。ただ、大書店が経営コストを考えながら、お客に満足な情報をこうして与えているの対して、中小書店は中小書店ができることをお客に与えているだろうかと、ふと思う。どこか、できないから仕方がないだろうといってふんぞり返っている姿が浮かんでしまう部分があるのは私だけだろうか?
 北尾トロさんの本は買わなかった。中身を見てみて、読みたいと思わなくなったのである。結局、『Dr.コトー』の最新刊と『岩波新書の歴史』、それに『武士道』の3冊を本日は購入した。『武士道』は最初岩波文庫のものを手にしたのだが、どうも字が小さく読みにくいのもあってやめ、三笠文庫のやつにした。この方が字が大きく、又内容も読みやすくしてあるので、私にむいている。

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