2006年10月29日
神田古本祭り
神田古本祭りに出かけた。別に目的の本があったわけじゃないが、何か掘り出し物でもあればと思いつつ、都合がつけば今まで出かけていたので、今回も行ってみた。
昨年は行けなかったけど、今年は何だか白っぽい本が多いような気がする。つまり出版されて大して時間がたっていない本が多い。これじゃブックオフと大して変わらんなと思ったくらいだ。わざわざ神田で大がかりに古本祭りをやるのだから、もう少し古本に威厳みたいなものが感じられる本を出品して欲しかった。何だか在庫整理整理のために、古本祭りをやっているみたいな感じがしてしまう。多分そうなのだろう。すずらん通りにはこの辺にある出版社がワゴンセールをやっていたが、その中にあるのは間違いなく売れ残った本たちばかりであった。それにやたら近所の食べ物屋さんが屋台を出しているので、いろんな国の食べ物の匂いが混ざって、気持ち悪くなってしまう。まぁお祭りなのだからそれでいいのかもしれないが・・・。
私は20年近く本屋で働いてきたので、その間様々な本を手にしてきたし、見てきた。今ではこうして古本としてしか見られなくなってしまった本がたくさんある。だから古本の中に昔手にした本を見かけると、ついつい手に取ってしまう。手に取った本のページをぱらぱらめくっていると、その本にまつわる思い出がよみがえってくる。
これは以前書いたと思うけど、私は二度大きく蔵書を処分している。二度とも神田の古本屋さんに売った。その時持っていた本が古本として並んでいると、「そうそう、この本持っていた!」なんて思いつつ、棚から本を取り出してしまう。私にとって神田の古本祭りはちょっとした本の同窓会みたいなところがある。
今回は収穫は1冊もなかった。でも一ついい物を手に入れた「紙」である。
紙の竹尾がワゴンセールをやっていて、単行本のカバーにちょうどいいサイズの紙の束を300円で売っていたのである。私は単行本のカバーがなくて、仕方がないので市販のブックカバーを使っていることも度々書いた。でもこのカバー本にピッタリしていないので(多少サイズの違う本でも対応できるように少し大きめにできている)、読んだ後カバーを取って本を見ると、本自体のカバーがずれて天と地がカバーが大きい分、中へ折れ込んじゃうのである。気にしなければそれでもいいのだが、何だか妙に気になってしまうのだ。それに手触りとして紙のカバーの方が好きだ。
で、ワゴンにいたねえちゃんにこのサイズで単行本のカバーができるか聞いてみたら、彼女自分の読んでいた本を取り出して、売っている紙にのせ、カバーができることを見せてくれた。私はそれを買って家に帰ったのであった。
早速紙を取り出してみる。多少本のカバーとしては紙質は厚いかもしれない。けれど実際本にカバーをしてみたらサイズ的には問題ない。
それにやっぱり本のカバーは紙がいい。お店でやっていたようなカバーを着けてみると余計にそう思う。サイズに合わせてきちんと切れ込みを入れ、折り込んで、セロテープでとめてあるので、本も傷まないし、読んでいてもずれてこない。緑と茶色の2色であるが、これはカバーとして使える。何枚あるのか分からないが、当分これを使って本のカバーにしようと思う。
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- by kmoto
- at 08:01
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