2006年11月26日

小銭

 小売店があったころは、本部にまとまってきた売上の5円玉、1円玉を集めて、お店でおつりとして使ってもらうようにしていた。というのも今は両替にも手数料のかかる時代なので、使えるものはまとめて使ってもらった方がいいからだ。
 けれど小売店がなくなってしまうと、今度はそれら小銭がじゃまになる。特にお茶の水店ではその5円玉、1円玉が多く集まってしまい、小口現金の精算のとき、レジからはみ出た5円玉、1円玉としてまとめてくれる。毎日の売上をATMに入金するのだが、今は硬貨を受け入れてくれないので、それら小銭が余る一方なのである。幸いりそな銀行秋葉原支店のATMは小銭を受け入れてくれるので、そのごそっときた5円玉、1円玉を売上金額に替えて、入金している。
 一昨日も同様なことをしたのだが、ちょっと手違いをしてしまい、必要以上に小銭を入れてしまった。そうしたら、つまってしまい、操作不能となり、インターホンで担当者を呼び出すはめになる。インターホンの相手はお金をつまらせた私が間違いなく当の本人である(もう名前と会社名は言ってある)か確認するため、身分証明書を持っているかどうか聞いてくる。確か以前にも同様なことを聞かれ、だいたいATMに入金するだけのことで、身分証明書など持ってくるわけがないじゃないかと少々むかつきながら言う。どうせ隣にある秋葉原支店から人をよこすのだろうから、下手をしたら私の顔を見たら、ああと言われかねない。
 で、参ったなぁと思いつつ、待っていたら、斎藤さんが来た。思わずやべぇと言ってしまった。斎藤さんもあらと驚いた様子。
 彼女とは岩本町があった頃、毎日現金を入金していたお金を受け取ってくれた一人であったし、私が毎日使っている地下鉄の駅でも二度ほど会ったことがある。どうしてこんなところにいるのか聞いたら、たまたま自宅の近くにある旧大和銀行がりそな銀行になったため、りそなのシステムをそこの支店に教えに来たと言っていた。
 何とかATMからつまった現金を取り出してもらい、入れすぎですとたしなめられつつ、何度か分けて入金してくださいと言われる。小銭もなければ困るけど、ありすぎるのも困るのだ。

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