2007年09月21日

思うままに その3

 古い文庫本を取り出す。奥付を見ると昭和55年12月31日とある。ページを開くと古本のにおいがする。もちろんページはかなりやけてしまっている。この本を買ったのは奥付から判断すると昭和55年ではないだろうから、翌56年だろう。もう26年か27年たっているのだから、本の状態が悪化しても当然だ。
 どうしてこの文庫本を取り出したかというと、村上春樹さんの訳本を最近手に入れたので、昔の本とどう違うのか読み比べてみようと思ったのだ。
 しかし、字が小さくて非常に読みづらい。ここのところ文庫本が読みにくい状態になっている。歳のせいだ。昔は本の文字がでかい本をページ稼ぎだと思い、バカにしていたが、この歳になってくると、文字の大きいのはありがたく思うようになってきた。本自体は面白そうなので、何とか読もうと思うが、すぐ目が疲れるので、ページがなかなか進まないでいる。


 社会保険事務所へ手続きへ行く。今までは神田社会保険事務所が水道橋にあったので、簡単に出向くことが出来たが、今回神田社会保険事務所がなくなって、麹町の社会保険事務所と一緒になってしまった。場所は市ヶ谷である。仕方なしにJRに乗って出かける。靖国通りの長い上り坂を歩いたところ奥にある。 二つの社会保険事務所が合併して一つになったものだから、手続きするのに番号札を持たされて、待たされる。神田の時はこんなことはなかった。ただでさえ千代田区は会社が多いのだから、手続きに来る人が多い。だから何も合併することはないんじゃないのと思った次第だ。それに汚く薄暗い。まったく社会保険事務所や社保庁は人の年金をかすめ取ることしか考えていないから、我々のことなど考えてくれないのだろう。そのあと千代田保健所に向かう。それにしても千代田区にある役所はどうして交通の便が悪いところに作るのだろうか?しかも駅から歩かされるし・・・。保健所も役所も都税事務所も税務署もだ。そして今度は社会保険事務所も同様だ。


 別にけちっている訳じゃないのだが、同じ値段のものなら、安いところで買った方がいい。今度事務所で給与計算をしようと思っているので、パソコン1台とソフトを買うことにした。パソコンはDELLのものだ。週に1回FAXでDELLのパソコンの情報が届く。19インチの液晶モニターがついて送料込みで約6万円。メモリーが1Gである。ひどく安い。しかもネットで注文すると5,000円引きとくる。当社にはどういう訳かDELLの担当者いて、このパソコンが欲しいと電話で伝える。
 で、電話だと5,000円は引かないのかと食い下がる。何とかせいとはっぱをかける。結局5,000円引かせてしまった。
 後はソフトである。ヨドバシだと84,000円のものが66,800円となる。ちょうどオカモトヤの青木さんが事務所に来た。用件はコピー用紙が安くなるというので、その値段表を持って来たのだ。今でも充分安いところで買っているのだが、それよりも多少安い。買ってもいいが、A5のコピー用紙はいくらになると聞いてみる。これも安くなれば、オカモトヤで買ってもいいと、値引き交渉をする。しかもいやらしいことに、普段コピー用紙を買っているところに同じA5のコピー用紙の見積もりを出させ、それを青木さん見せて交渉する。
 「ところで給与計算ソフトはそっちで買うといくらになる?」
 「ヨドバシだと66,800円だけど・・・」
 「ヨドバシより安ければ買うけど・・・」
 「それにヨドバシはポイントが10%の付くから、60,000円以下じゃないとダメだよ」と付け加える。彼はがんばりますと言って帰って行った。
 でがんばってくれ、A5のコピー用紙もソフトもこちらの希望金額を提示した見積もりをFAXとメールで送ってきた。オカモトヤで買うか。


 変なメールが届く。例によって迷惑メールかと思いつつ、削除してしまおう思ったのだが、何か気になる。よく読んでみると、ばぁさま(元同僚)からのメールだ。こいつメールに自分の名前をいつも書かない。用件だけ書いておしまい。しかもたちが悪いことに、返事を書かないと電話で催促のしてくる。こういうのって困るんだよね。
 で読んでみると、再再再再就職先(いくつ転職したのかわからない)が秋葉原になったという。しかも私のいる事務所の近くだ。やれやれ・・・。返事を書くのが面倒だし、書かなければ電話がかかってくるから、銀行に行ったついでにちょっと寄ってみる。いた。うれしそうに寄ってくる。どうも最近秋葉原の空気が悪くなったと思ったら、ばぁさまがいるからだと悪態をつく。しばし話し込み別れた。

 月に1回薬をもらうために病院に行く。薬がなくなったら行くわけだが、30日分まとめてもらうと、今度いつ行ったらいいのかわからなくなる。残りが少なくなってきたなと思いつつ、来週の土曜日行けばいいかなんて思っていたら、足らなくなってしまうことがわかった。明日行くことにする。結構薬の管理というのは面倒だ。今度の連休は病院と、墓参りと、給与計算ソフトのお勉強をしようと思う。

2007年09月08日

4回目の大腸内視鏡検査

 今回で大腸の内視鏡検査は4回目となる。これから毎年1回は検診しなければならないので、これでおしまいとはならない。
 4回も検査をしていれば、もう十分な経験者となるのだろうか?今回も「じゃあ検査のことはよく知っているんだ」と看護師さん言われたが、こればかりはいくら回数を踏んでも毎年憂鬱になる。
 検査方法も内視鏡をおしりから入れるのは同じであっても、その下準備は病院によってそれぞれ違う。今回びっくりしたのは、腸内洗浄をやられたことだ。これはまったく予期していなかったので正直びっくりした。
 看護師さんが言うには、下剤で腸内きれいにして、内視鏡を入れながら、腸内を洗浄する方法と、先に腸内を洗浄してしまい、その上で内視鏡を入れる方法があるらしい。この方法の方が内視鏡を入れる時間を短くできるらしい。そしてここの病院はその方法をとっているという。まぁ内視鏡を腸内に入れられるのはかなり苦痛なので、できれば短い方がありがたいと単純に思っていた。
 が、この腸内洗浄もかなりきつい。かなりの量の洗浄液をおしりから入れられる。最初はちょっと入れられただけで、もうトイレに行きたくなる。何回かやられるうちに慣れてきて、結構な量の洗浄液がおなかの中に入ったが、もうこれ以上洗浄液以外何も出ないという状態にされた。かなりの脂汗も出た。 そして検査の前に心電図、血圧を測られ、いざ内視鏡が突っ込まれる。ひ~!とうなりつつ、診察台でも脂汗をかく。とにかく腸内に空気を入れられるのがきつい。看護師さんが3人がかりで付いてくれ、空気を出してと言われるが、なかなか出ない。おなかがぱんぱんに張る。
 でも内視鏡を入れられた時間はわずか5分ばかりだったので、その分助かった。案の定ポリープが一つ見つかり取ってもらう。先生が電気メスで切除した跡があると言う。やられたことがあるのかと聞かれ、「は、はい」と答える。幸い跡が残っているだけで、きれいに治っていると言われた。後でその写真を見せてもらったが、確かにはっきりと残っている。
 先に腸内洗浄をされているので、おなかに溜まっているのが空気だけなので検査の後はかなり楽だった。それに腸内を洗浄されたおかげで下腹部がなんかすっきりした感じがする。年に1回腸内洗浄をしてもらうのもいいかもしれないなんて思ったりした。ネットで調べてみると、腸内洗浄は大腸に蓄積された排泄物や有害物質などを除去し、健康な体を取り戻すデットクス効果があるらしく、美容整形なんかで取り入れているらしい。たぶん検査の後私が感じたすっきり感もこれなのだろう。自分でもできるキットも発売されていたが、そこまでしてやりたいとは思わない。まぁ、私の場合、あくまでも検査のおまけだ。
 来年は腸内洗浄や検査は苦しけれど、あとですっきりするという希望を持って検査を受けたい。問題はおしりの穴がいろいろなものを突っ込まれているので、ひりひりして痛かったことだ。私はこっちの世界では生けていけないことははっきりした(なんのこっちゃ?)。

2007年09月07日

51歳の誕生日に1.8リットルの下剤を・・・

 台風が関東地方を直撃し、昨日の夜から今朝にかけて風雨が強かった。今は雨もあがって、風だけは強く吹いている状態だ。外に出てみると、どいううわけか隣の駐車場に赤とんぼが群れをなして飛んでいる。私の目の前にも飛んできて、おちょくられている感じだ。
 どうして平日である今日自宅にいるかというと、今日は休んだのだ。というのも明日毎年行っている大腸の内視鏡検査をやるためなのだ。この大腸の内視鏡検査は胃カメラを飲むのと違い、結構事前準備が必要なのである。
 もう分かってもらえるかもしれないが、おしりからカメラをぶち込まれるので、当然中をきれいにしておかなければならない。前日の今日からクリアスルーといういかにも安易なネーミングの検査食を食べて、夕食後大量の下剤を飲んで、大腸の中をきれいにしておくのだ。
 会社に行ってしまうと、この検査食が取れないので、仕方なしに自宅でこれを食べる。そのために会社を休んだ。

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 このクリアスルーというのは説明によると、「大腸内視鏡専用検査食として、味とボリューム感にこだわりました。日常の食事に近い検査食です。検査し易いように、お腹の緩くなりやすい糖質を使用しています」とある。昼からこれを食べることなる。まぁ、こんな貧弱な食事しか取れないと、体力が持たないから家にいる方がいいし、夏休みも1日取り損なっているので、今日は自宅でのんびりとすることにする。
 かかりつけの先生から紹介された病院で明日検査をする。その病院の日程で明日検査することになったのだが、何の因果か、自分の誕生日にこんな検査食を食べさせられ、しかも食後の飲み物に1.8リットルの下剤を飲まないとならないことを思うと、かなり憂鬱である。せめて検査のうまい先生ならいいんだけど・・・。

2007年09月06日

思うままに その2

 東海林さだおさんが書くエッセイが昔から好きだった。だから結構東海林さだおさんの本は持っている。新刊が出ればその都度購入してきた。(最近は以前他の本に載っていた文章を新たなテーマでまとめて新刊として出版される焼き直しが多くて困っているのだが・・・)
 特に食べ物に関して書かれたエッセイは最高に面白いと思う。今「週刊朝日」に連載中の「丸かじり」シリーズの新刊を昨日買った。気がついたらこのシリーズ27巻も出ている。最初は本として出版されるたびにきちんと読んでいたのだけれど、いつの間にか買ってそのままにして、他の本を読んでいる。これはやばいと思った。近いうちにもう一度最初から読み直そうとは思っている。


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 話はまったく違っちゃうけれど、東海林さんといえば、椎名誠さんを思い出すのだが(というのも椎名さんは確か東海林さだおさんの文体をまねたと昔何かの本か雑誌で読んだことがある)、椎名さんの本は最近の本は読んでいない。せいぜい『岳物語』までだ。それ以降何だか椎名さんの行動が,自分の子供の頃を振り返り、その野性さや、自由感を今の子供たちに押しつけている感じがして、どこか胡散臭い教師を感じてしまうのだ。
 また本に関してもどこか自分は本のスペシャリストだといっている感じがある。それらがどうも鼻についてしまい、椎名さんの本を手にしなくなった。
 私はあの情報出版センター出版局の頃の椎名誠が好きなのだ。(今の情報出版センター出版局って、昔のとは違うのだろうか?何か違うような気がするのだが、詳しいことはわからない)『国分寺書店オババ』や『哀愁の街に雪が降るのだ』の頃が一番面白かった。とにかくこの路線が好きだった。
 そういえば、昔書店員をやっていた頃、情報出版センター出版局の営業で田中という奴がいた。しょっちゅう店にやってきて、自分のところの出版物のフェアーやってくれといってきた。椎名さんの新刊が出れば、予約を取りに来てもいた。まだ流通していない椎名さんの新刊実物見本をもらったこともあった。彼がお店に来ると、途中で抜けて、お店の隣にあった喫茶店(何か懐かしい響きだ)で話した。もちろんコーヒー代は彼の会社持ち。そこでは仕事の話だけでなく、バカな話もした。
 この男、自分で出版社作りたいと言いだし、それには資金がいるので、マグロの遠洋漁業の船に乗って金を稼ぎに出た。それからしばらくは音沙汰がなかったが、どうやら陸に上がってからは出版社設立の夢は諦めて、証券会社に勤めだした。
 私の結婚式の日、式が終わり夜ホテルでくつろいでいた頃、部屋の電話が鳴り、外線が入っているという。出てみると、田中であった。私の結婚のお祝いを言いたくて電話したという。まぁそれはいいけれど、普通、新婚初夜に電話を入れるか!とあきれつつ話したことを思い出す。まぁそういう奴であった。
 とにかく東海林さだおさんの本から椎名さんの本へ、そして情報出版センター出版局の営業であった田中を思い出した。考えてみるとあの頃は楽しかったなぁ~。もちろん今彼とのつきあいは途絶えている。今、奴はどうしているのだろうか?