2008年01月10日
美本とほこり
本を読んでいて、その中で本が紹介されていると、ついつい読んでみたいなと思う。今回もそうであった。ネットで検索してみると、欲しいと思っていた本、二冊とも品切れだとわかった。私はこうなるとどうしても読んでみたいという気持ちが強くなる方で、仕方がないネットの古本屋さんで探してみるかと、再度検索してみる。古本ではある。しかしできれば一カ所で二冊揃えば送料も安くなると思い、探してみるけれど、一つの古本屋さんで二冊は揃わない。それではアマゾンではどうだろうかと思い、行ってみると同じようであった。考えてみたら一つの古本屋さんで複数冊揃う方が奇跡に近い。面倒になってきたので、そのままアマゾンに登録している古本屋さんで注文する。
で、昨日、今日と続けて届いた。知らなかったのだけれど、昨日は福岡市の古本屋さん、今日は札幌の古本屋さんから届いた。もう古本をネットで注文することが当たり前になってしまったけれど、こうして日本の南から、また北の古本屋さんから本が届くというのはやっぱりすごいことだなと実感しちゃう。欲しい本が決まっているなら、やっぱりネットの古本屋さんは重宝する。
ところで今日札幌の古本屋さんから届いた本は価格が1円である。そして送料が340円である。つまり本代より送料の方が圧倒的に高いことになる。ただこの送料が高いかといえば、私は充分安いと思っている。だってもし自分がこの本を手に入れるために札幌の古本屋さん行くと思えば、交通費だけでも馬鹿にならないはずだから。現実的にはこの本を求めて札幌へ行くことはあり得ないけれど、たとえば神保町の古本屋街へ行くだけでも往復で340円以上になってしまう。
送料が高く見えてしまうのは、古本の価格が1円だからである。正直私もパソコンの画面を見ていて1円とは驚いた。アマゾンの前にいつものように“スーパー源氏”と“日本の古本屋”で検索をかけてみるとだいたい千円ちょいの値段がついていた。1円って大丈夫なのかなと思ったのけれど、評価レベルが99%とあるから信用できるのだろう。とにかく読んでみたかったので、妙な不安はあったがそのままかごに入れ、買い入れた。
正直なところ価格が1円なんだから、本の状態に文句は言えないと思っていた。たとえいくら状態がいいと書かれていても、信用していなかったというのが本音である。だって1円だよ。当然でしょう。私のところに発送するために梱包する手間賃さえ出ないんじゃないか?その上買い上げのお礼といつ頃届くかというメールもきちんとを私のところに送ってきてくれた。こっちの方が申し訳なくなってしまうくらいだ。
そして今日届いた本は文藝春秋70周年記念出版の一環で出された本であった。梱包を解いて、本を取り出してみると、見覚えのある表紙が出てきた。思わずこれか!と思った。そして美本であった。とてもとても1円には見えなかった。本当は食事の後本を読んで寝るのだけれど、なんかものすごくうれしくなっちゃって、ついついこんな文章を書いてしまった。
今まで馬鹿の一つ覚えみたいに、“スーパー源氏”と“日本の古本屋”を利用していたけれど、これからはアマゾンを利用してもいいんじゃないかなんて思い始めている。もしかしたら“スーパー源氏”と“日本の古本屋”に登録してある古本屋さんよりアマゾンの方の古本屋さんの方が値段は安いのではないか?
“きれい”ということのついでじゃないのだけれど、ヨドバシの有隣堂のことを書きたい。といっても有隣堂がきれいだといっているんじゃないのだ。むしろ逆である。欲しい本があって有隣堂へ行った。棚検索をかけて目的の棚のところへ行くと、平台に確かに目的の本はあった。しかし二冊で平積みをしてあった。おそらく次には平積みを外されることだろう。
ところで平台に積んである本を買うとき、皆さんは一番上にある本を取りますか?私はその下にある本を取ってしまう。というのは一番上の本は何人か手にとって眺めている。眺めるだけならいいのだけれど、中にはページを折ったり、汚してしまったり、乱暴に扱うので痛んでいる可能性が大きいからだ。だからその下にある本を抜き出す。
しかし今回二冊しかなかった。しかも下にある本は平台にほこりがたまっていて、結構大きなほこりがその本についていた。台の色が黒なのでほこりがかなり目立つ。ここは平台の掃除はしていないんだとふと思った。これだけの人がこの本屋さんに来るのだからそりゃほこりもたまるであろうことはわかるが、掃除ぐらいしなさいよと言いたくなっちゃった。仕方がないので、今回は上の本を持ってレジに行きました。なんかほこりのついた本は買いたくないので。元書店員として細かいところ見ちゃうけれど、有隣堂ともあろうものがこれじゃまずいんじゃないなんて思った次第なので書いてしまった。ただ今回は以前のようにクレームをメールにして出すつもりはないけれど・・・。
- by kmoto
- at 22:39
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