2008年04月09日
思うままに その8
「思うままに」という題名はかなり気に入っている。というのも面倒くさがりの私には、もってこいである。だいたいこうして文章を書く場合、題名は本文を書いた後考えることが多い。最初から題名を決めていて書くことなどほとんどないといっていい。書いた文章に題名を考えるのが結構大変なのだ。
さて、今朝電車の中刷りにマックの“メガマック”があった。最近このメガというのをつけるのが流行っているようで、マックに限らず、丼物や新聞の文字も“メガ文字”などといって宣伝している。
私の友人でコレステロール値の異常で強制入院させられて奴がいる。こいつ強制入院させられてにもかかわらず、この“メガマック”を熱く語るのである。私など、こんなの胃が受け付けないから、聞いているだけで胃がもたれてきそうだ。とにかく一度は食べないといけないと言う。まったくバカとしか言いようがない。50になっても、若い奴と同じようにこんなものを食って喜んでいる神経がわからない。いっそうのこと狂牛病で死んでしまえ!と言いたくなるけれど、こいつが狂牛病を発症するまでには、コレステロールの異常で脳梗塞か何かで先に死んじゃうだろうから、そんなの関係ねぇと言えば関係ないのかもしれないが・・・。
でも、“メガ文字”は最近いいなと思う。ちょっと前までは、たとえばでかい文字で印刷された本を見ると、なんだか損をした気持になったり、こんなでかい文字でないと一冊の本にならなかったんじゃないのかと疑ってみたりしたものだが、今は大きな文字の文庫本など有り難いと思う。
特に古本などを読んでいると、まず文字の細かさにうんざりしてしまうのだ。そして案の定、その文字の細かさで読むのに苦労する。とにかく長いこと読めないのだ。間違いなく老眼が進んでいる。めがねをかけても、そもそもそのめがねの度があわなくなっているので、多少読みやすくなっても、基本的には変わらないのと同じである。やっぱりめがねを作り直さないといけないようだ。
私たち家族はみんなめがねを掛けている。近所のめがね屋さんで作ってもらっている。最近は駅前にもいくつかめがね屋さんが出来ているので競争が激しいのか、頻繁にそのめがね屋さんからダイレクトメールがくる。だからいつものめがねやさんでめがねを作り直してもいいのだけれど、このめがね屋のおやじの印象が我が家族で芳しくないのだ。我が家では“ペッ、おやじ”と呼ばれている。
このめがね屋のおやじはめちゃくちゃ腰が低くて、ホント馬鹿丁寧である。ダイレクトメールでもねじの調整だけでも結構ですから来店下さいともある。
しかし見られてしまったのである。うちのかみさんに。どうやらこのおやじ我が家の近所に住んでいるみたいで、自転車で我が家の前の道を通る。そのとき、ペッ!と痰を吐いて通り過ぎたらしい。あのおやじがである。とてもそんなことをするとは思えないおやじがである。その瞬間、うちのかみさんはお店での態度に疑問を持ってしまったらしい。つまりお店での態度はきっとうそだ!本当の姿は、道に痰を吐き出す非常識なやつなんだと見抜かれてしまったのである。それ以来めがね屋のおやじは“ペッ、おやじ”と呼ばれるようになり、店での態度が嘘八百で、腹の中では何を思っているかわからんやつと烙印を押されてしまったのだ。
当然ここでもう、めがねは作るのをやめようという話になってくる。さらにひどいことにここのめがねの作り方もおかしいという話にもなってしまったし、値段も高いということにもなってしまった。おやじにしてみれば身から出たさびかもしれないが、たった一つの行為が家族5人分の客を失ったことになる。
ということで今回私のめがねを作り直すのも、当然この店ではない。駅前に出来た新しいめがね屋となった。ところがここのめがね屋は“ペッ、おやじ”のところよりも馬鹿丁寧の二乗的な接客をする。まずは冷たいお茶を出し、私の目の具合を計る前に、店長がまず顔写真付きの名刺をくれる。その名刺がいかにもパソコンで作ったとわかる代物なのだが、とにかくいろいろ計測するのに何と一時間ほどかかる丁寧さなのだ。待っているかみさんには、その間備え付けの雑誌を差し出しくれ、暇をつぶしてもらう計らいよう。
そして会計となるのだが、ここで担当者が変わり、別のねえちゃんとなり、また名刺をくれる。店長と同じものだ。やっぱり名刺は印刷したものの方が箔があっていいと思うのだけれど、どうであろうか?どうもパソコンで作ったやつは、まず紙がインクジェットでしみた感じになってしまい、ぶよぶよな感覚がある。それに二枚もお店の人の名刺をもらってもしょうがない。
そして最後は我々が店に出て、ほぼ姿が見えなくなるまで、入り口のところで頭を下げている。ちょっとやりすぎのような気もしないでもないが、こういう接客を喜ぶお客がいるのだろう。こうまでしないとこの業界は生き残れないのだろうか?
ところで肝腎のめがねの方だが、これが時間をかけただけあって、非常に見やすい。どうも私は乱視で右左の視力が極端に違うらしく、これが疲れの原因にもなっているらしい。今度のめがねは手元をよく見えるようにしてもらった。これで本を読むのもかなり楽になりそうである。
ただここでレンズを合わせることも出来るけれども、レンズをフレームにあったように軽く、薄く仕上げるには、工場で仕上げてもらった方がいいというので、そうしてもらった。来週できあがる。楽しみである。
昨日今回めがねを買ったお店から、はがきが届く。まずは、購入してくれたことのお礼が書かれているのだが、その後が気に入らない。「やわらかい素材のメガネなので掛け心地が良いと思いますよ!! 出来上がり楽しみにお待ちくださいね!」とやけになれなれなしいのだ。よく言えばフレンドリーというのだろうか?しかし50過ぎの大の男に感嘆符を三つまでつけられて、黙っちゃいられない。誰にはがきを書いているんじゃと思ってしまう。それに初めて来店した人間にこの文章はないだろうと思う。もう少し考えて文章を書けといいたくなる。
- by kmoto
- at 05:12
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