2008年05月08日
その後
木曜日なので、仕事が早く終われる。で、秋葉原にできたブックオフにでも寄ってみようと思い、その後を見に行った。何かめぼしいものでも補充されたかなと思ったのである。
しかし何もなかった。というより私にはもうゴミしか残っていないように感じてしまったのである。確かにオープン時はしっかりとした在庫を確保したのだろう。私も何冊かゲットしたことは書いたとおりである。だけどこの後どのような補充がなされるのだろうかと正直、人ごとながら不安に思っていたのだ。
もともとブックオフはお店のある地域から買い入れをし、在庫を維持していくシステムと聞いている。ところがこの秋葉原駅前店はそれはむずかしいだろうと思う。というのもだいたいこの地域に住んでいる住人が少ないからだ。店内放送で買い取ってもらおうと思い持ち込んだお客が呼び出されているけれど、わざわざここまで持ち込んで買い取ってもらわなくても、近所のブックオフで計算してもらった方が楽なはずだから、それほど買い取れるようには思えない。
また秋葉原という地域性からオタクコミックばかり持ち込まれても、こちらとしてはこのてのジャンルには全く興味がないので、私が読みたい本がここから入荷するとは考えにくい。
となると、他店から買い入れた本をここへもってくるしか、この店舗は維持できないのではないか。しかし他のお店だって、売れ筋はそうそう渡したくないだろうから、いくら本部機能がしっかりしていても、商品確保は厳しいのではないか。しかもこれだけの人が本を買っていく。需要と供給のバランスが完全に崩れている。となるとここにある本は時間が経てば経つほどゴミ本しかなくなっていく可能性がある。実際オープンから約一週間後、棚を見てみれば見栄えがしない。同じ本が何冊も棚に入っている。そうしないと棚がすかすかになるからだろう。店員の「いらっしゃいませ!こんにちは!」という唱和が煩わしく聞こえる。果たしてこれでやっていけるんだろうか?お客も馬鹿じゃないから、ここに本がないとわかれば、いずれ離れていく。この店をどう維持していくのか、今後が楽しみである。
ということで何も収穫がなかったので、書泉さんに寄る。そこで見てしまったのである。開高さんの本を・・・。開高さんが亡くなられて、もう二十年が経つ。当然開高さんの新しい書き下ろしはあり得ないのだけれど、追悼文集など、関係者が結構出している。今回もそのたぐいだろうと思っていたら、単行本未収録の文章を集めたものであった(といっても、だいたい他のところで読んだことがある文章なんだけどね)。そうなると話は違ってくる。コレクターとしては買わないわけにはいかない。しかも本の帯には「文豪、最後の新刊!」と大々的に書いてある。厚い本だから結構するんだろうなと思い、値段を確かめると、定価3,360円とある。やれやれ仕方がない。ゆきちちゃんを財布から一枚取り出し、支払う。こういうことがあるから、新刊書店は鬼門なんだよなと思いつつ、でも足繁く何かないかなと通うところは、もう病気としかいいようがない。
- by kmoto
- at 07:24
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