2008年07月03日
新潮文庫!?
パソコンをやっていて、何か遅いなと思ったら、ウィルスソフトの更新が行われている。あるいは業務を終えて、シャットダウンして、さっさと帰ろうとすると、Windowsの更新をしろと出てくる。まぁ、裏でいろいろやってくれているのは結構だけど、何をどのようにしているのか、さっぱりわからない。更新は決してご迷惑はおかけしませんからということで、陰でこそこそやっているのだろうけれど、案外迷惑なものだ。
更新といえば、私の頭の中にある出版目録は本屋時代で止まっている。つまり誰かの本がどこの出版社から出ているというのを、ある程度覚えているのだけれど、本屋をやめてから、その後どうなっているのかわからない状態になっている。例えばある作家の本が確かあの出版社から出ていたはずだと記憶の奥から引っ張り出すのだが、確かに出版されてはいたが、今は品切れ、あるいは絶版となっていることが多い。幸い、今はネットという便利なものがあるので、その後どうなっているか調べることは簡単にできるが、調べずに本屋で探すとひどい目にあうことになる。探しても、探しても見つからないのだ。やっぱり何でもそうだけれど、情報は最新版いいようである。
シャンポリオンの伝記を読んだ。こうした古代史の一部を解明した人の話を読むのが好きだ。読み終えて、どうしてかわからないけれど、シュリーマンの自伝が読みたくなった。私がシュリーマンの自伝を読んだのは、高校生の時だから、もう30年以上も前のことだ。自分の本棚を探してみたが、当時の文庫本は残っていなかった。確か岩波文庫版で読んだはずだ。仕方がないので買うことにする。せっかく読むなら、今度は他の出版社で他の訳者の本を読もうと思い、自分の頭の中にある出版目録を探す。確か新潮文庫でも出ていたはずだ。そしてこの本はよく“新潮文庫100冊”の中に入っていたはずだから、今でももちろん出版されているだろうし、それだけポピュラーな本だから、ブックオフにも流れているだろうと推測する。確かにあった。105円の棚に虐げられて収まっているのを取り出して、他の本と一緒にレジに出す。
その時よく見ればよかったのだけれど、読もうと思って取り出すと、“ややぁ、文字が小さいな”こりゃ読むのに苦労しそうだ。奥付を見てみると、平成6年となっているから、今から14年前の本である。それじゃ仕方がないと諦める。
ところがこの文庫本、しおりのスピン(ひものやつ)がやたら短い。だからしおりの役目をなさない。昔、ネットで古本屋さんをやっている人の本を読んだことがある。そこにはブックオフで仕入をするときに、スピンが切れている本があることに注意すべしと書いてあった。どうしてかというと、ブックオフでは本をきれいにするために、本の天地をグラインダーで削る。そのときスピンも切ってしまうのだ。この本も多分下の方を削ったとき、切ってしまったのだろう。105円で買ったのだから、文句を言っても仕方がない。書泉さんでもらったしおりを引っ張り出し挟む。
しかしそれだけではなかった。何とページがぽろぽろ外れてしまうのだ。通勤途中で読んでいて、本のページがはらりと落ちてしまった。これはあまりにもグラインダーで削りすぎたため、のり付け部分もそぎ取ってしまったのかなぁと呆れてしまう。きっと潔癖性の人がグラインダーをかけたのだろう。とにかく文字は小さい。スピンは役立たず。しかもページは外れる。これじゃ落ちついて読んでいられやしない。
これって取り替えてくれるのかな?もしかしたら代替えの本がないかもしれない。けれど105円で買ったものを取り替えてくれというのも恥ずかしい部分がある。だったらちゃんとした本屋さんで買えよと言われそうだ。仕方がないので(何か仕方がないというフレーズが今回多いが・・・)地元の本屋さんで買おうと思ったら、在庫なしと言われる。なんてこったい!我が地元の知的レベルの低さをこの本屋で見てしまった。店を占めるのは漫画と雑誌、しかもエロ雑誌とくるから、どうしようもない。
ところでこの新潮文庫のページが外れるという状態なのだが、これは一概にブックオフのせいだとは言い切れないのではないかと思い始めた。というのも先日買った新刊の文庫本を読んでいたら、ページがぱかっと本が割れるのだ。このとき二冊新潮文庫を買ったのだが、二冊ともそうであった。明らかにのり付けが甘い。自分が買った文庫本がそうだっただけのことかなと思ったのだが、たまたま会社の同僚が新潮文庫を読んでいたので、「最近の新潮文庫って、ページがぱかっと割れない?」と聞いてみる。そうすると「そうなんですよ。この本も、ほら」と見せてくれた。おいおいどうなっているんだ?まさか最近の原油高で接着剤をけちっているのか?私も同僚も別に文庫本を粗末に扱った訳じゃない。普通に読んでいて、そうなってしまったのだ。よく分厚い本だとぱかっと割れてしまうこともあるけれど、この本は普通の厚さの本だから、割れてしまうこと自体おかしい。新潮さんどうなっているんですか?
- by kmoto
- at 12:34
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