2008年09月13日

思うままに その12

 もう秋葉原で仕事を就くようになってから二十年以上なるのだけれど、最近の秋葉原の劇的変化は驚くばかりである。私が仕事の行き帰りに使うのは電気街とは反対の昭和通り沿いで、事務所はその奥にある。だからいつもは駅の前にある信号まで裏通りを歩いて駅前に出る。
 昨日久しぶりにすぐ昭和通りに出る道に出て歩いた。ここもヨドバシが出来てから、人通りが多くなって歩きにくい。相変わらず個室ビデオ屋さんが多く雑居ビルに入っている。いつの間にか“ピンク通り”と密かに言われ、この通りに「風とともに」というコーヒーを飲ませるケーキ屋さんがあったのだが、撤退してしまった。ここの店長とは顔見知りであるのだが、その人が通りに個室ビデオ屋が多くできて、女の子がケーキを買える雰囲気じゃなくなって、客足が大幅に減っちゃったからと言っていたのを思い出す。そうだよな。個室ビデオの看板を物色しているむさ苦しい男たちがたむろする通り、ケーキ屋さんは難しいだろう。
 昔、よく仲間と集まった焼き肉屋「大酋長」がビルのテナントに入っているけど、そういえば最近ここの社長さん見かけないなぁ。景気のいいときは、よくこのあたりを歩き回っていて、何度も声をかけられ、「最近どう?」と聞かれたけど。どうしちゃったんだろう?

 ところで昨日、この通りに看護士を見かけた。最初白衣を着ているから本当に看護士かなと思ったのだが、こんな時間に何人もたむろしているのもおかしい。しかも白衣がやたら身体にフィットしていて、しかもスカートの丈がかなり短い。顔を見てみると、ケバイ化粧、ああ、コスプレかとこの時点でわかる。
 メイドも数人いて、店の案内だろうビラを配っている。へぇ~、こっちの通りにもメイドがいるんだと思った。面白いもので、通りを歩く男性だけにうまくビラを渡す。女性が目の前を通るとさっと手を引っ込める。私も通りを歩いているので、当然彼女たちの前を通る。ビラを手渡されそうになったが、そんなのもらってもしょうがないので、無視するが、そのとき彼女の顔を見ちゃった。まさしく見ちゃったのである。

“□△○×・・・!?”

 思わずぶん殴りたくなる気分になる。ここのところ私は視力が落ちてきているから、遠くからではメイドがいるなとはわかるが、顔までははっきりしない。それで近くへ行って顔を見て驚いたわけである。こら!メイド服を着させりゃいいというわけじゃないだろうと言いたくなる。こんなやつがいるメイド喫茶かマッサージかなんか知らないが、行くやつの気が知れない。まったくどうかしているぜ。きっとメイドの質も落ちているんだろう(詳しいことは知らないが)。

 さて、いい意味でも、悪い意味でも、町が変化するというのがわかるのは結構楽しいものだ。まして私のように日常の行動範囲が狭い人間にとって、毎日の風景がいつも同じと感じるので、こうしたささいな変化に簡単に驚いてしまう。まして二十年まえこの通りがどんな通りで、どんな人たちがいたかを知っているものだから、ついつい昔と比べてしまうのだ。
 時代のサイクルがひどく短くなっているから、うかうかしていると変化に気がつかず、気がついたら大きく変わっていたというのが、ここのところの状態ではなかろうか。変わるきっかけはささいなことでも、変わり始めたらそのスピードはめちゃめちゃ速い。ただこの町の変化は、相手次第の受動的変化であって、どこかメインになるものが欠けている感じがする。無思想とでもいうのだろうか、ただここに新しい文化?が次々と出来上がってくる感じだ。
 町って、そこで住む人、商売する人たちがいて、全体を俯瞰しながら、人を呼び集め、活気をもたらすもんだと思っていたが、こういう無秩序でも成り立つものなんだと改めて思ったりする。というか、これだけ大きな町になってしまうと、そんなの関係ないのだろう。だってあらゆるところから人が集まってくるんだから、そんな悠長なことなどいってられないのが現実であろう。その中で商売するわけだから、それは激戦で、生きるか死ぬか、いつもそういう危機感でやっていかないとやっていけない。そして生き残ったもの同士が、新たな町を質を決めていく。そんな感じだろうか。確かに秋葉原変わった。

 旧岩本町としてやっていたブログが荒らされているのは知っていた。変な書き込みがされている。まったく困ったものである。こんなサイトをいじめてもしょうがないとは思うのだけれど、かといっていつまでもそのままにしておくわけにもいかない。
 で、もういつまでも岩本町時代を引きずっていても仕方がないし、当時せっせと書き込んだことにそれほど価値もないだろうと考え、一気に削除した。(気分がいい!)これで書き込みたくてもサイトがない以上、どうしようもあるまい。
 ただk-moto.netはこのままじゃ致し方ないので、全面改定することにした。直すといっても、昔みたいに凝ったことが出来ないので、ただ画像を貼り付け、リンクしただけのことなのだが・・・。
 というか、こうしてブログで簡単に画像を含めてアップできるので、ホームページを更新する細かい作業が必要なくなり、昔やったホームページの作り方を忘れちゃったのだ。だからこんなもんしか作れなくなった。でも、シンプルでいいでしょ?
 後は岩本町店の閉店間際の写真がいくつかあるので、それを思い出のアルバムとして残そうかと考えている。もしかしたら、昔の仲間が見てくれるかもしれないしね。でもなんか寂しい感じがしないでもないが、他に思いつかないので、これでいく。ここは入り口なんで・・・。

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