2009年04月05日
自転車
娘が置いていった自転車がある。といってもかなり状態がひどく、そのまま粗大ゴミとして出すつもりでいたのだが、よく見てみると使えないことはない。こう見えても私は自転車にはうるさいのだ。子供の頃近所に自転車を作っている工場があり、そこでは直売もしており、親に買ってもらったこともある。5段変速のものであった。私はそれがうれしく、乗っていて汚れれば、せっせと磨いたし、子供なりチューニングして、スピードメータや水筒やバックミラーなど付けたものであった。
本屋で働くようになれば、毎日の配達には自転車は必需品であったし、以後最後まで自転車で仕入、配達に自転車を使った。今も事務所には大正製薬の景品でもらった自転車を愛用して、お茶の水まで坂を登っている。
ということで、娘の置いていった自転車を修理して我が家の家庭用として再生することにする。まずはどこを直せばいいのか検討する。とにかくひどい。まず後輪のブレーキワイヤーが切れている。ブレーキハンドルも壊れている。かごも変形し穴が空いている。ベルも鳴らない。どうしてこうなるのか考えちゃうが、今は平気で人の自転車を倒しそのままにする輩がいるらしい。しかもちゃんと駐輪場置いておいても、自分の自転車を取り出すとき、邪魔だからと言って人の自転車をぶっ倒してしまうらしい。明らかに何度も倒された結果ブレーキハンドルやかごが壊れ、ベルも壊された感じだ。自転車も今は消耗品で1万円以下で買えてしまうから、貴重なものという感覚がないのだろう。
とにかく修理するのは結構だけれど、まずは壊れたパーツをホームセンターで買いに行く。しかしそれらの合計が1万近くなれば、新しものを買った方がいい決まっている。幸い壊れたパーツの合計が2,500円ちょいだったので、それを手にして、娘の自転車の修理を始めた。
まずは壊れているブレーキ関係を外す。ところが何度も倒されたものだから、ねじなどがくい込んでしまっていてなかなか外れない。力任せにペンチで取り外そうとするが、それでも外れない。仕方がないのでハンマーでたたき壊すことにする。すべてを外すのに小一時間かかってしまう。おまけに力任せにペンチやハンマーを使ったものだから、手を怪我をする始末だ。傷口にバンドエイドを貼り、まずは後輪のブレーキワイヤーを取り付ける。その上でブレーキハンドルに片一方をつなげる。問題はブレーキのきき具合である。何回か調節してなんとかなった。ところが前輪のブレーキハンドルも壊れかかっているのを発見し、それも取り替え、なんとか使えそうなブレーキワイヤーをつなげた。
今度はかごである。これも変形し穴が空いている。しかもねじを外そうと思っても、さび付いてなかなか外れない。まったく最近のガキはホントものを大切にしないもんだと毒づき、これも力任せに外す。その上で新しいかごを取り付け、ベルを付け替え、なんとか修理を終える。結局修理に2時間ほどかかる。幸いその他のところ多少歪んではいるけれど、ひどい部分を直せば充分今後使用に耐えられそうだ。
ここまでやると愛着がわくもので、恐らく買ってから一度も掃除などしてもらえなかっただろうこの自転車の汚れを取る。油も付けてほぼ新品同様になったではないか!かみさんに再生したチャリを写メールで娘に送ってもらう。
天気もよかったので、再生したこのチャリでサイクリングに1時間ほど出かける。考えてみると、自宅のチャリでこんな長い時間自転車に乗っていなかったなぁと思いつつ、ペダルをこぐ。
家に帰ってから、娘から返事があったかとかみさんに聞いたら、ないという。娘にしてみれば、直すなら私が乗っている時に直してよということで、抗議のため返事をよこさなかったのかもしれない。
とにかくこれでちょっと遠くにある図書館にも行けるので、休みはそうしようかなと思っている。
- by kmoto
- at 11:32
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