2009年06月12日

思うままに その15

 ネットでものを買ったり、あるいは支払をする場合、そのサイトにログインすると必ずパスワードやIDを求められる。まぁそれはセキュリティー上仕方がない。あるいは仕事でインターネットバンキングをする場合も同様である。
 問題はそのパスワードなどをどうやって作るかである。誕生日、電話番号などは使ってはまずいので、それなりに考えるのだが、それだって限界がある。だからといってランダムに数字や英字を組み合わせるのも、どこか不安が残る。忘れちゃったらどうしようと思うのだ。だって何の根拠もない数字や英字を組み合わせただけだから、記憶に残らない。
 特にインターネットバンキングが厄介だ。最初に銀行と書類で契約をするときに、まずそこでパスワードやIDを決まった字数で決める。これは考えていたものでなんとかまかなえる。ところがこれはあくまでも仮のものであって、実際アクセスして、まずは契約したときのパスワードを入力して、次にパスワードの変更をすぐ求められる。なんとかそれを決めるのだが、今度は数カ月おきにパスワードやIDの変更してくれと画面に出て来る。おいおいそんなにパスワードやIDを変更しなきゃセキュリティーが保てないのかと毒づいちゃう。
 さすがにここまで来ると自分でそれを決めるのも厄介になったので、パスワード自動生成ソフトを使って、それこそ自分の頭を使わず数字と英字を組み合わす。
 しかしここで問題になるのはそのパスワードとIDの保存の仕方である。ただでさえ頭の働きが衰えてきている。つまり覚えきれないわけだ。仕方がないので、そのパスワードとIDをテキストファイルでUSBメモリーに保存しておく。そしてインターネットバンキングをやる時はUSBメモリーを先に差し込んでおいてからやることになる。実際パソコンのハードディスクに保存しておいてもかまわないのだけれど、どこで盗まれるかわからない。あるいはパソコンがお亡くなりなった時のことなど考えると、USBメモリーに保存しておく方が安全だろうと考えたのだ。
 しかしそれでも不安になる。このUSBメモリーを紛失したらどうしようと。もちろん巷でニュースになるようなことはしない。そんなもの持ち歩く方がおかしいと思っている。
 しかしそれでも不安である。もしも・・・と考えると、これはプリントアウトしておいた方がいいと思うようになった。まして何度もパスワードとIDを変更していると、実際使えるパスワードとIDはどれなのかわからなくなる可能性だってある。だからそれらを変更したら必ずプリントアウトして、古いやつはすぐ破り捨てることにした。もちろんパスワードとIDを新しくプリントアウトした紙には日付を入れておくこともする。そしてその紙もUSBメモリーを金庫にしまっておけばいいだろう。
 まったくインターネットやパソコンは便利であるのか、どうかわからなくなってくる。

 村上春樹さんの新刊が驚異的な売上を示しているという。私も気になっていたのだが、読む本がたくさんあるので、後で読もうと思っていた。きっとその時はブックオフで安く手に入るだろうと考えていたのだ。
 朝日新聞によると「5月29日に全国発売されたばかりの村上春樹さんの最新長編小説『1Q84』が、1巻の完売が相次ぐなど、異例の売れ行きを見せている。出版元の新潮社によると4日現在で発行部数は1巻51万、2巻45万。予約殺到による「発売前増刷」も異例だったが、発売から約1週間で100万部に迫る勢いに、同社も『例のない事態』と驚いている。

 東京都中央区の八重洲ブックセンターでは1巻は発売後3日で売り切れ、再入荷分もその翌日に完売。4日現在、2巻がわずかに残るのみだ。両巻あわせて1千冊以上を売った。同店担当者は「去年の『ハリー・ポッター』をはるかに上回る勢い。久々の村上作品だが、ここまで売れるとは」。東京都新宿区の紀伊国屋書店本店でも1巻は完売。30日に700冊以上が売れ、営業時間で計算すると55秒に1冊が売れたことになる」とある。
 先日のNHKのニュースではもう100万部売れ、売上は13億円になるとやっていた。聞くところによると、発売当日に増刊されることが決定されたという。現在品切れだという。アマゾンでも予約待ちの状態だ。
 こうなると気になって仕方がない。すぐ読んでみたいという気持になっちゃった。発売当日“書泉ブッタワー”で村上さんの新刊を見たのだが、あのとき買っておけばよかったと多少後悔する。
 昨日月に1回行く、病院の帰りに、お茶の水の丸善に寄ってみる。正面の平台には見あたらなかったので、“やっぱり品切れか”と諦めかけたのだが、奥の文芸の新刊が置いてある棚を見てみると、“あった!”“さすが丸善!”すぐ手に取る。後、『週刊司馬遼太郎』の新刊も出ていたはずだからそれも一緒にレジへ向かう。
 とにかく2冊手に入れた。すぐ読みたくなった。幸い読んでいた阿刀田さんの本を読み終えていたので、予定を変更して、村上さんの新刊を読むことにした。楽しみである。

 私は本を読んでいいるときよりも、次に何を読もうかなと本を物色しているときの方がワクワクする。自分の本棚を見て、“これ読もうかな”と棚から本を取り出すときのワクワク感は何とも言えない。そして数冊取り出して、次はこれ。その次はこれ、と順番を決める。
 自分のブログでは本の写真をスキャナーでスキャンすることにしているのだが、読む本が決まるとまとめてスキャンする。しかしこれが予定通り行かないのは常である。読む本の予定を決めているのだけれど、どうしても順番が狂ってしまう。今回もそうである。急に村上さんの新刊が読みたくなっちゃったから、それが割り込む形になった。
 よくこういうことがある。そのためせっかくスキャンして画像データを作ったのに、順番が狂い、そのうち読む熱意も冷めちゃってそのままになってしまうものもある。データだけがパソコンにたまっている。
 買ってきた村上さんの新刊を急遽スキャンする。その時ちょっと思った。画像データをもう少し大きくしてみようかなと。別に大した理由がある訳じゃないのだが、その方がせっかく実物をスキャンしているのだから、いいんじゃないかと思ったのだ。次回から多少画像が大きくなります。(どうでもいいか・・・)

 もう一つどうでもいい話をしたい。先日必要があってmicroSDを買った。2Gで650円という。前回買ったときは2,000円近くしなかったかなぁと思った。あるいは思い違いかもしれない。でもそれなりの値段はしたはずで、決して650円では買えなかったはずだ。バルク品かなと思ったがそうでもなさそうだ。まぁいい。安いのにはこしたことがない。
 昼食はお弁当を買って、みんなと食べている。毎日同じ弁当屋で買っているものだから、さすがに飽きてくる。確かに弁当の種類はたくさんあるのだけれど、食べるものは好みもあって、必然決まってしまう。同じものをある程度ローテーションで回して食べていても、やっぱり飽きてくる。
 それで弁当屋を変えてみた。Hotto Mottoである。これが驚くほど安い。何と弁当3つで、1,000円お釣りが来る。もっとも驚いちゃったのはランチ弁当で、何と300円。のり弁より10円高いだけ。
 最初自分が食べる弁当を決めていなかったので、どうでもいいやと思いつつ、ランチ弁当という表示が目についたから買ったまでのことで、値段など気にしていなかった。レジの中国人のおねえちゃんが変なイントネーションで弁当名と値段を声に出しつつレジを打って、合計金額970円という。こっちは千円札と小銭が必要だと思っていたので、その用意していた。それが千円でお釣りが来ると、“えっ?”と声が出ちゃう。もらったレシートを見て初めてランチ弁当が300円だと知ったのである。
 低価格化というのは、こう不景気な時代だから喜ばしいことだけれど、これでいいんだろうかと思う。J-WAVEのジョン・川平じゃないんだけれど“これでいいんです!”と言われても、“ホントにいいの?”と思ってしまう。ものには相場の値段があってしかるべきで、その相場の値段がその業界を支えていると考えるから、こんなことして大丈夫かい?、と思うのだ。
 確かに安いことはうれしいけれど、素直に喜べないところがある。一方で本2冊と雑誌1冊で4,000円近くするのを考えると、世の中のお金のバランスはどうなっているんだろうと感じてしまう。

 そうそうもう一つ思い出した。今回買ってきた村上さんの新刊には、いつも本にはさまっている出版社の新刊案内や結婚相談のはがきなど一切はさまっていなかった。新刊を読むとき、これらの“はさみもの”は邪魔になるので、まずページをパラパラやってそれらを取り出し、捨ててしまう作業が入る。いつものように同じことをやっていたら、今回それらの“はさみもの”がなかったので驚いた。重版ものはそうした“はさみもの”はないのかもしれないが、むしろ売れすぎて慌てて重版したものだから、それら“はさみもの”が入らなかったのかもしれない。あったのは丸善で入れてくれたビニールの手提げ袋の中に、どこかの証券会社だろう、国債の購入はがきがあった。もちろんすぐゴミ箱行きだ。

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