2010年01月10日

思うままに その20

 やばいぞ、体重が2キロ増えてしまった。

 私は7日が仕事始めだったのだが、その前夜、例によってお腹がかなり張ってしまい、寝られなかった。遂にお腹の方が怒り出したのだ。
 昨年胃腸科の先生から、お正月はあまり食べ過ぎないようにと注意されていたのだが、今思えば結構食べてしまった。そこへ義理の妹が帰ってきたお土産やら、本当なら9日来るはずだった娘夫婦が、お土産の賞味期限がが近いからといって、急遽娘だけがお土産だけを持ってきた。だから家はお土産ばかりとなる。これはまずいでしょ。かといってかみさんばかりに食わせるわけにもいかない。当の本人も体重を気にしているからである。そのため「これ、あなた食べて」お菓子を振り分けられてしまい、嫌が上でも食べざるを得ない。しかも厄介なことにこれらのスイーツが美味しいから始末が悪い。「いかんでしょ」と言いつつ食べれば、太るのは当たり前である。しかも正月である。ただでさえごろごろしているところに、おせち料理など食べちゃうものだからどうしようもない。
 そしてよりによって、仕事始めの前夜、明日から仕事だから、早く休まないと思って、布団に入ればお腹が張って寝られなくなってしまったのだ。
 7日は寝不足でだるい感じで仕事を始め、夕方、薬がなくなるので胃腸科に行く。先生に「お正月はどうでしたか?」と聞かれ、渋々食べ過ぎてしまい、昨日は最悪でした」と言えば、だから注意したでしょうというような顔をされてしまった。深く深く反省する。

 昨年ぎっくり腰をまたやってしまってから、朝通勤時歩くことを止めている。寒くなってきたから、腰に悪いだろうという配慮からである。しかしこの歩くことを止めてしまうと、とたんに運動不足となる。自分でも少しずつ体重が増えてきたなと感じていたから、体重計に乗ることをしばらくためらっていて、久しぶりに乗ってみると、ややっ、や、やっぱり増えている!まずいぞこれは・・・。私の場合すぐお腹に肉がつく。
 お土産を持ってきた娘からも、「太ったでしょう」と言われる。「そう思うならこんなにお土産など持ってくるな!」と言い返す。胃腸もただでさえ冬場は動きが鈍くなるので、症状が出やすくなると先生からも言われていて、実際そうなっている。しかも身体の重い感じがする。たかが2キロといわれるかもしれないが、私には深刻な問題なのだ。
 ということで、8日からまた朝歩くことにした。しばらく歩いていなかったから、当座は軽い感じで歩こう。寒いから暖かくしてね、そしてちゃんとマスクをして。
 当然この連休もちゃんと歩こうと思っていた矢先に風邪をひいた。熱はないが、のどが痛く、咳が出る。やれやれこの休みは休養していなきゃいけないようだ。また巣ごもりだ。

 友人からNHKBSハイビジョンでで「ハゲタカ」を一挙放映すると教えてもらった。最初に放映されたとき3回くらいまでは見ていたのだが、見たくなくなった。面白いだろうということはわかっていた。けれど私はこの原作に苦い思い出があって、それが段々見たくないという気持ちにさせていき、見なくなった。


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 この原作はダイヤモンド社から2004年に発売された。この物語じゃないが、当社の書店部門は“死に体”の状態であった。最後に残ったお店の仕入れの手伝いをしていた私は、この本が売れると思って平積みをしておいたのだが、思った以上はその店では売れなかった。当然NHKで放映されるずっと前のことである。
 私がこの本が売れるだろうと思った当時の理由は、ダイヤモンド社という経済関係の出版社の老舗であること。そこの出版社が出している経済小説であること。さらに外資という問題を扱っていることなど考慮して、さらに私が今まで本屋で経験してきたところの勘で「売れる」と思ったのである。けれどその店では売れなかった。やっぱり長いこと現場を離れているから、その店の立地や環境に自分の仕入感がずれてしまっているんだなと思ったのである。どこか一般的な指標でその本が売れるかどうか見ていたのだろう。もちろんそれはそれで大切なことなのだろうけど、でもそれがイコールその店で“売れる”とはならない。
 私はいつの間にか現場を離れて、何でも一般的常識で物を見るようになってしまっていたのである。そのことが私と現場にいた人たちとの気持ちのズレとなってしまう原因だったんだなと感じたのである。現場が一番といつも思っていたのに、いつの間にか思考方法が現場から離れていたのである。これじゃ現場の人たちとうまくいくわけがない。
 当時は少しでもお手伝い出来ればなんて、という気持ちでちょっと現場に出ていたけれど、結局私が出て行ったことは、きっと当時いたスタッフには面白くなかっただろうなと後で思うようになった。余計なことをしてしまったとさえ思っていた。
 以来私は決して現場に口出すことをやめた。たとえ言いたくても言うのを控えている。まして私は自分とは畑違いの分野の会社に残っているのだから、ずぶの素人である。そんな人間が何を言えるというのだ、と思っている。

 とにかくそういう事情でこの「ハゲタカ」という原作には苦い思い出と重なるのであった。けれどあれからもう6年たつ。苦い思い出は私の中で過去のものとなって、苦いまま残ってはいるけれど、一方で純粋にこのテレビ番組を見てみたいと思えるようになったので、全6話録画しておき、この連休、どこにも行かず、巣ごもりのお伴としているのである。

 やっぱり面白い!

 原作とこのテレビ番組と違いがどう違うのか、原作を読んでいないからわからないけれど、面白い本だったに違いないとテレビを見て思った。私の勘は当たっていたところもあったのかもしれない。なのに当時あの店では売れなかった。だから勘は当たってもいなかった。それだけのこと。
 本当は続けて見たいところを1日2話とかみさんから制限された。調子が本調子じゃないんだからという理由で。だから明日最後の2話が楽しみだ。

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