2010年04月17日
期待
先月と今月で期待の本が二冊出た。ダン・ブラウンと村上春樹さんの新刊だ。ダン・ブラウンの方は先月の月初めに出て、すぐ買って読んだ。しかしこれははっきり言って面白くなかった。期待が大きかっただけに、このショックは大きく、変に期待を持って読むと、その期待が大きい分、つまらないといっそう面白くなくなる。だから本は期待して待たない方がいいのかな、と思う。
昨日村上春樹さんの『1Q84』のBOOK3が出版された。ちょっと前に三省堂の本店へ行ったとき、発売日までのカウントダウンを示す日数が書かれた横断幕がかかげられていたので、書店側もかなり期待していたに違いない。
4月8日の読売新聞に
「1Q84『3巻』 10万部増刷決定
新潮社は7日、4月16日発売の村上春樹さんの小説『1Q84』BOOK3について、予定していた初版50万部に加え、10万部の増刷を決定したと発表した。発売前から、予想以上に書店や読者からの反響が大きいためという。昨年刊行されベストセラーとなったBOOK1(132万部)、BOOK2(112万部)と合わせた累計部数は、これで304万部に達した」
とあるから、期待しないわけにはいかないだろう。当日朝、ニュースで深夜営業している本屋で午前0時に売り出し、行列を作って買っていく姿が放映された。丸善の丸の内本店でも午前7時から売り始め、次々と買っていく姿が映し出される。
それを見て、やばぁ、これはもしかしたら今日買えないかもしれない、なんて思ちゃったのだ。馬鹿みたいに焦り始める。書泉は10時半からだし、それより早く買えるとなるとヨドバシにある有隣堂か、とあれこれ考える。こんなことなら三和図書の高橋君に注文しておけばよかったかなと後悔し始める始末。
とにかく今日買って、すぐ読みたい。そのために本を読むスケジュールを調整して空けておいたのだ。なんとしても手に入れねばならぬ。朝銀行に行ったついでに、有隣堂へ寄ると、たくさんあるじゃないか。よくよく考えてみれば、たかが本である。しかも記事にあったように増刷しているのだ。そんなにすぐなくなるはずがない。いいようにニュースに踊らされちゃった自分を深く反省する。
で、とにかく一冊持ってレジへ行く。さすが朝だとカウンターにいる店員は少ない。お呼びがかかったので、その彼女に本を渡し、有隣堂方式の本のカバーにカバーを掛けてもらう。胸元を何気なく見ると研修中と書いた名札がぶら下がっている。そうか、この子は研修中なのか、と思ったのだが、それにしても胸元を大きく開け過ぎでしょう。いくら統一された服装でも、これはどうなのかな?と思うが、野暮なことは言わず、これも有隣堂オリジナルのサービスとして考えることにし、ちょっと目の保養をさせて頂いた。
後で気がついたのだけれど、買った『1Q84』を取り出すと、売上スリップが抜いておらず、そのまま挟んであった。やっぱり彼女研修中なんだなと改めて思った。ちゃんと抜かなきゃいけませんよ。
『1Q84』が平積みにされた台に、有隣堂オリジナルのフリーペーパーが置いてあった。もっとも大したものではなく、よくあるでしょう、予算のない書店が店員を総動員して作る小冊子、そのくせやたら細かく書き込んであるやつ、あれが置いてあったので、一冊頂いてくる。とにかく村上春樹という人が書く本はいろいろな読み方出来るもんだから、分かったような分からないようなことがあれこれ書かれている。中に「人物相関図」もあって、これはBOOK1と2を読んで時間がたってしまっているので、忘れていることも多く、これを見れば、そうか、そうだったと思い出せて重宝した。
最後のページに大きく“4/16刊行予定!必ずご予約ください!!発売と同時に売り切れることが予想されます”と書かれていて、下にご丁寧に注文書か印刷されている。
というか、いっぱいあるじゃん。それにこの小冊子肝心の『1Q84』がなくなっちゃったら、あんまり意味をなさないような気がする。
事務所に帰って、いつものようにメールをチェックしていると、ブックオフからメールが来ている。だいたいこの手のメールは基本的に無視するのだが、ちょっと目に付いたので、開けてみると、
〓〓〓〓 待望の『1Q84 BOOK3 / 村上春樹』が本日発売!〓〓〓〓
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とある。あのさ~、BOOK3は今日発売でしょ。いきなり買い取りかよ。約二千円で本屋で買って、すぐ読んでブックオフに売れば千円で買い取ってくれるわけだから、半分は回収出来ることになる。それが得なのか損なのか分からないけど、おそらくブックオフでは高額買い取りなんだろうな。そうまでして買い取らねばならないほど、ブックオフで村上さんの新刊を多少でも安く買いたい奴がいるということなのだろう。気持ちは分からんわけでもないが、それにしても発売日当日に“高価買取宣言!”はないでしょう。ブックオフで買いたいなら、もう少し待ってよと言いたくなる。すぐ読みたいなら、新刊書店で買いなさい。
それに千円でブックオフが買い取るとなると、売値は当然それ以上になるわけだから、そんなに安くなるとは思えないんだけど・・・。
そういえば近所のブックオフにはダン・ブラウンの新刊も多くあったな。発売されてそんなに時間がたっていないのに、これだ。もっと今回の新刊は面白くなかったから頭に来て売り払ってしまった人が多かったのかもしれない。新刊が出て、ブックオフに回る時間がどれだけかかるかによって、その新刊が面白かったかどうかの目安になるかもしれないな、なんて思った。
さて、この連休、村上さんの新刊を堪能しようと思う。
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- by kmoto
- at 08:36
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